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石灯籠の話 石燈籠の種類-2-

(有)寺垣内石材店

(2)社寺の献燈

江戸時代(1603~1868)の作庭書の中には、何々寺形などと呼ぶ燈籠のことがよく出てきます。
享保20年(1735)の序文のある北村援琴著「築山庭造伝(前篇)」の上巻には、般若寺、三月堂、祓堂、廣隆寺、妙顕寺などといった石燈籠の図を掲げ、その上欄に
「南都般若寺石燈籠、惚高サ九尺、外に石壇三つにて高サ二尺、火袋左二間ニハ鳳凰つがひ、右二間ニハ狂獅子牡丹、火口前後打ぬき。
 南都東大寺三月堂石燈籠、惚高サ九尺火袋六角、長一尺六寸、地輪ハ自然石に蓮花切付け。
 南都はらひ堂石燈籠、惚高サ六尺一寸五分、火袋六角。
 嵯峨太秦廣隆寺石燈籠、惚高サ六尺五寸、正面まがりかけたり、火袋六角。
 ・・・略・・・」

と、著者が規範とすべしと信じたらしいものについて述べています。

その後、「築山庭造伝(後編)」には、春日形、二月堂形、白太夫形、柚木形などの図が掲げられ、簡単な説明が加えられています。

このように三月堂(法華堂)前の燈籠や太秦廣隆寺の燈籠などは今日も珍重され、模造もたくさんできていますが、江戸時代においてすでに茶人や庭師が名作と認めていたようです。

現今、庭石店で販売している何々寺形と称するものは、それらの寺院や建てられている位置を示すような名称を付しているのはいうまでもありません。

これらの燈籠を見ると、各部の釣り合いが良く取れており、全体として安定宜しきを得ているものが多くあります。
そして各部分にそれぞれの特色があるので、その特色を利用し、使う場所にふさわしい品物を選んでいるのです。

つづく


※ここの記載は参考としてください。
※引用:ガーデンライブラリ(龍居庭園研究所)



安芸郡熊野町の石材のことなら何でもどうぞ、自社加工が自慢の寺垣内石材店でした。
◆詳しくはこちら◆


◆店舗情報◆
安芸郡熊野町出来庭6-2-4
TEL:082-854-0326
営業時間:8:00~17:00
定休日:日曜

基本情報

名称(有)寺垣内石材店
フリガナテラガウチセキザイテン
住所731-4221 安芸郡熊野町出来庭6-2-4
アクセスJR矢野駅南口より車で20分
電話番号082-854-0326
ファックス番号082-855-0855
営業時間8:00~17:00
定休日日曜
駐車場
ホームページhttps://teragauchi-sekizai.com/

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