家紋は家の象徴であっても拝む対象物ではありません。
まして、仏石の白毫(びゃくごう)の位置などに刻むものではありません。
花立や水鉢などの一部に刻んでおけばよいのであって、仰々しく何かに刻むものではありません。
猫足も同じです。
一時はどの墓にも猫足が施されていましたが、今では全く造られなくなりました。
お墓の三体は、仏石と上台石と下台石であって、
その間に余分な空間(猫足・座布団)を設けてはならないのです。
三位一体であるのです。
台石自体が座布団のような役割りをしますから、ことさら座布団石や猫足を付ける必要はありません。
雪国であろうと高く積み上げるお墓は建てない方がよいのです。
余分なことをすることはよくありません。
お金をかければ事が済むのではありません。
肝心なことは仏を迎えることにあって、それ自体にお金はかからないのです。
信仰というものにお金がかかる道理がありません。
以前、
「50万円以上の仏壇を買った人には、本尊の絵軸などの仏具を無料サービス」
という広告がありました。
容器の仏壇が高くて肝心の主体がタダなのです。
花嫁道具を買えば花嫁を無料サービスしますということに等しいのです。
墓石は高くとも「○○家之墓」にしてしまうと値打ちは下がり、
仏種子一つを刻むと木の墓でも金銭には代えがたい立派なお墓となるのです。
*白毫(びゃくごう)
仏の眉間にあって光を放つという白い毛。仏像では額にちりばめた球でこれをあらわす。
写真:猫足を使った墓石
*ここに記載している内容は参考としてください。
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