浄土宗は寛容な宗派です。
よいほうに解釈するならば、これほど幅広く受け止める教団もありません。
各派のいうことに妥協的であり、「よいというものはよいのでしょう」で、万事大らかです。
その点、どちらかというと日蓮宗系統は攻めの姿勢が強いようです。
純粋であって生一本ですが、独善的ととらえられることもあります。
浄土真宗も南無阿弥陀仏の如来一仏であり日蓮宗も南無妙法蓮華経のみです。
浄土宗は浄土門ですが、聖道門の香りも持ち、他力であるが自力の要素も兼ね備えています。
往生と来迎、念仏と称仏、浄土真宗とは微妙なところで差異があります。
般若心経がよい例でしょう。
真言宗などで唱えるこのお経を、真宗では絶対に唱えませんが浄土宗では唱えます。
しかし、寺の教本や勤行集には掲載されていません。
自力門の五輪塔にしても建てていますし、宝篋印塔というのも本山境内に建っており四方梵字まで刻まれています。
梵字や心経や五輪塔など浄土宗では習っていませんが、その寛容な心でとらえているのでしょうか。
総称十念ということで絶対「南無阿弥陀仏」の念仏を説くならば、五輪塔を建てても南無阿弥陀仏と刻むべきで、梵字を書く今の住職のあり方には疑問です。
写経も一枚起請文や重誓偈ではいかがでしょうか。
写真:長性院(浄土宗:広島市南区比治山)
※ここの記載は参考としてください。
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