一つの墓域の内には、その墓地の管理相続者のみの墓石しか建てられません。
ところがしばしば「○○家之墓」と「△△家之墓」が並んで建っていることがあります。
どちらかの家のお墓に他家のお墓が寄宿して建つことはよくありませんし、法律的にも許されていません。
片方の家の祭祀継承者がいなくなったためにこのような形を取っているのでしょうか。
また一つの墓石に「○○家之墓」と「△△家之墓」を並べて書いてあるのも良いことではありません。
人間の身体はすべてが父と母の合体により成り立っているのですから、たとえ父方の姓を名乗っても両家の因縁を継承しているのです。
墓地や墓石に両家の姓を書かなくても、仏塔を建てることによって両者の祀りは可能です。
家の看板に執着すること自体が不遜です。
同様に兄弟同士が隣り合っている墓地を買うことも避けたいし、妻の里が絶えたからといって隣に建てることもよくありません。
家の仏塔の中に絶えた妻の先祖を合わせて迎えても何ら罰は当たりませんし、夫婦間の子どもは両家の因縁を継承しているのですから喜んで受け入れてくれるでしょう。
「○○家之墓」と「△△家之墓」と並んで建てる方がよほど不自然で、残された子どもはいったいどうすればいいのか迷ってしまいます。
父方、母方の両方を供養することは子孫の当然の勤めですから、無駄なお金を使わずに供養塔の中で両方を祀り、絶えるお家の看板をそっと祀ればいいのではないでしょうか。
写真:インドに現存する仏塔としては、紀元前3世紀にアショーカ王によって建立されたサーンチーの塔が有名(ウィキペディアより)。
※ここの記載は参考としてください。
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