戒名を真宗では法名と呼びますが、同じこととしてお話しします。
墓石は仏塔であるから、その石に戒名を刻んではいけないといわれることがあります。
しかし、お墓を建てるということは、何も信仰している宗派の御本尊を造ることではありません。
お墓という形に仏を迎えて、その石に我が家出身のホトケの戒名を刻んで同化させることによって、ご本尊に抱かれた喜びを得、安寧を図るのです。
したがって仏である仏石に先祖全部の戒名を刻まなければ、お墓を建てる意味がありません。
仏石には誰一人として忘れることのないように先祖全部の戒名を刻みます。
まず、刻むべき人とそうでない人を分けなければなりません。
どこからの分家であるかはっきりさせるのです。
家系図を見ると、よく清和源氏から書かれているものがありますが、そんなことをすれば全ての日本人がイザナミ・イザナギから供養をはじめなければなりません。
本家が祀っている先祖は刻まなくていいのです。
分家の場合は、それらを先祖代々として包含し、初代からの戒名を全部刻みます。
五輪塔も位牌墓も刻む順序があります。
向かって右側が「涅槃門」、裏面が「菩提門」、左側が「修行門」です。
したがって向かって右面から初代、二代、三代と刻んでいき、いっぱいになれば裏面に回ります。
子供などの非相続者は左面に刻みます。
五輪塔や供養塔には仏文字以外は一切刻みません。
位牌墓は、裏面に死亡年月日・俗名・行年を刻みます。
※写真は戒名の例。
※ここの記載は参考としてください。
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