五輪塔の頭は空輪と呼ばれます。
「空風火水地」の一番上にあって、俗に「宝珠」といいます。
これは万物の有形無形のものが宇宙に昇華することを表していますから、当然「鋭利」に尖ってなければならないのですが、これほど破損しやすいものはないでしょう。
鋭利であればあるほど欠けやすいのです。
先を尖らせなければ欠けることはないのですが、ここは一番大切な部分なのです。
五輪塔は、その意味に則りその仏塔の力を空輪の先端に集めてこそ供養の気持ちが可能になるのであって、鋭利に尖ってこそ空輪なのです。
家庭のガスの炎と同じで宇宙に還元する姿を表現しなければなりません。
その象徴の宝珠や擬宝珠は多くの仏塔や仏閣の一番上につけられていて、宗教設備を如実に表現しています。
途中で切られた鋭利でない宝珠は、その宇宙への放出が遮られていて役割を全うすることなく残念な姿といわなければなりません。
昨今、五輪塔の意味を解さない誤った塔が多くの見受けられるのは残念なことです。
*ここに記載している内容は参考としてください。
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