墓地で墓を見ていると、五輪塔が向かって右に座り、位牌墓が左に座っていて、五輪塔のほうが位牌墓より少し背が高いことに気づきます。
これでよいのですが、よく見ると、五輪塔は高くて上座に座っているのですが、台石の高さが位牌墓より低いのです。
つまり五輪塔の仏さまの座布団が一枚で、位牌墓の方が二枚敷いていることになります。
総高が高いからよいのではなくて、二つの台石の高さは平等にして、そして五輪塔を少し高くしておかなければならないのです。
また、せっかく五輪塔まで建てておきながら、隣の位牌墓を「⚪️⚪️家之墓」にしてしまったものも残念です。
五輪塔は家の宗派のご本尊様です。
50年以上の大先祖を成仏した仏として祀り、50年までの近い先祖の追善供養のために位牌墓を建てようとする考えがあるのに、五輪塔にどなたを祀って、「⚪️⚪️家之墓」には、どなたを祀っているのでしょうか。
五輪塔は昇華したホトケを祀るのであり、戒名以外の文字は刻みません。
まして五輪の5つの石が仏ですから、建立者名も五輪塔を支えている下の石「人石」の左に刻みます。
これは位牌墓でも供養墓でも同じです。
仏石(竿石)を支えている上台石の左面に刻むのです。
五輪塔と位牌墓の台石はどちらも二つ。
台石の高さは同じにして、総高は五輪塔が高いという原則は守りましょう。
写真: 五輪塔
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