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WEB版 広報さか

その「咳」、だいじょうぶ?

【広報さか 2020年9月号】

「広報さか 2020年9月号」掲載記事
◎問合せ 役場保険健康課 TEL:082-820-1504

健康さか21 その「咳」、だいじょうぶ?

 日本では、結核は過去の病気と思われがちですが、現在でも毎年2万人が新たに発病しています。結核は誰でもかかる可能性があり、治療により治る病気です。

結核は感染症です

 結核を発病して排菌している人が咳やくしゃみをしたときに、結核菌を含んだ飛沫(しぶき)が周囲に飛び散り、空気中に漂い、それを吸い込むことによって感染します(空気感染)。感染しても発病するのは10人に1~2人くらいです。すぐ発症するわけではなく、潜伏期間は一般的に半年から2年ほどです。多くの場合、本人の免疫力により結核菌は体内で休眠状態となり、免疫力が低下したり体力が落ちた時に発病することもありますが、一生発病しない方もいます。

結核は予防できます

 予防のポイントは(1)予防接種(2)咳エチケット(3)定期健診です。
(1) 予 防 接 種: 赤ちゃんは免疫力が弱いので、感染すると重症化することがあります。1歳までにBCGを必ず接種しましょう。
(2) 咳エチケット: 今は新型コロナウイルス感染症に関心が集まっていますが、インフルエンザや結核など、咳エチケットは、感染症には大切な予防策です。
(3) 定期健診: 早期発見、治療のためにも、胸部エックス線検査(胸部レントゲン検査)を年1回受けましょう。学校や職場で受ける機会のない方は、坂町の住民総合健診をご利用ください。9月1日(火)から申込みを受け付けています。

結核は治療できる病気です

 診断されたら、複数の抗結核薬を6~9か月間以上内服する治療が基本になります。治療が中途半端になると薬が効かなくなってしまうため、最後まできちんと内服を続けることが大切です。

2020/09/09