WEB版 広報くまの
くまの魅力再発見vol.1 何で 『熊野』 って地名?
今月号から皆さんに熊野町を知ってもらい、熊野町をもっと好きになってもらうため、熊野町の様々な魅力を伝えていきます。
記念すべき第1回目は、熊野町の地名の由来についてです。
熊野の地名の由来は諸説ありますが、紀州熊野(現在の和歌山県・三重県の南部)にあると言われています。中溝地区にある熊野本宮社の社伝によると、平安時代の養和元年(1181年)ごろに紀州熊野地方の熊野本宮大社より※勧請されたと伝えられています。また、新宮地区と阿戸町との境にある「海上側」という地名も紀州熊野と結びつけた由来があります。紀州の熊野川は熊野本宮大社に源を発し、新宮市を出口として海に注ぎます。一方で本町の熊野川も源に熊野本宮社があり、川の出口が新宮地区です。
このように、紀州熊野地方との縁があることから、熊野町は三重県熊野市と、令和元年度に友好都市条約を、令和2年度には災害時相互応援協定を締結しており、産業、観光、文化・スポーツ、防災などの幅広い交流と諸施策を連携・協力して展開しています。
※勧請(かんじょう):神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること