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WEB版 広報くまの

筆の里工房は施設改修工事のため来年4月末まで休館します。(2)

【広報くまの 2018年12月号】

「広報くまの 2018年12月号」掲載記事
◎問合せ 筆の里工房 TEL:082-855-3010
FAX:082-855-3011

リニューアル紹介 (2)

体験ゾーン「かな判子」

同じ音でも色々な漢字を崩して使っています。
同じ音でも色々な漢字を崩して使っています。
 私たちが使っている「ひらがな」は、中国から伝わってきた漢字を元に作られた、日本独自の文字です。平安時代に完成しました。それまで、日本には話す言葉はありましたが、文字がなかったのです。そこで、例えば「あ」と発音する漢字、安、阿、亜、愛、悪・・・などの読みを自分たちが使っている話し言葉にあてて書いたのです。ですから「あ」を表すのに、数種類の「かな」が使われています。
 明治33年に、「ひらがな」は一音につき一字と決められました。つまり、「あ」は「安」を崩した一字となり、その他の「あ」は「変体仮名」と区分されています。
 「かな判子」コーナーでは「ひらがな」「変体仮名」を判子にしています。自分の名前や好きな言葉を押してみてください。ひらがなだけとは違う、「かな」の多様さに気づけるはずです。

熊野町内の全小中学生による作品鑑賞会

作品に見入る児童
作品に見入る児童
 熊野町制施行100周年を記念して開催した特別展「筆が奏でる琳派の美」では、熊野町内の小中学校と連携し、全児童生徒約2千人を対象にした作品鑑賞会を行いました。
 小学生は作品の中に描かれた生きものを探しながら、クイズ形式で鑑賞。中学生は、学芸員の説明を聞きながら作品鑑賞をしました。また、近隣の幼稚園、保育園の園児も来館し、ふでりんと一緒に作品鑑賞をしました。
 小学五年生、中学一年生は、たらし込み技法や金箔加工の実演の見学、作品を見た感想を発表し合う活動などを、鑑賞教育の一環として行いました。どの年齢の子どもたちも「すごい!!」と言いながら、目をキラキラさせていました。
 今回の展覧会は、江戸時代の作品紹介が中心でした。時代を越えて伝わってくる作品の迫力、オーラは、本物を間近で見ることでしか体験できません。当館では、今後も、町内の子どもたちや住民の皆さまに作品鑑賞の機会を提供していきたいと考えています。