人間は古来より、石を使って色々な物を作ってきました。

その中でも、日本の庭というと、人はすぐに飛び石や石灯籠を思い浮かべるようです。
確かに江戸時代以後の日本の庭を眺めると、実にそれらは庭の中で大きなウェイトをしめています。

石灯籠はもともと、寺社の献燈具として用いられたのがその始まりで、庭のためにスタートをきったものではありません。
むしろそれを庭に用いるようになったのは人の知恵に発したものであって、それ自体は非常に優れたアイデアであったと思われます。

夜間の茶の湯を楽しむためには、それなりの照明器具が必要になり、それを寺社で燈明をささげるために使っていた道具を横滑り使用とするというのは、考えようによれば、これほどのすごい発想の転換もないのではないではないでしょうか。

寺社の参道に列を連ねた石灯籠群のもたらす証明の効果のすばらしさと共に、茶の湯を通した石灯籠もまた新しい流れを生み出しました。

このように石灯籠は日本の一つの文化であることは間違いなく、それが庭の中に取り入れられたことも庭の文化の新しい一面を生み出すことになっています。

石灯籠を一つの文化の流れとして、しばらくはこの石灯籠についてお話をしていきたいと思っています。

もしよければ、これからもお付き合いください。



※ここの記載は参考としてください。
※引用：ガーデンライブラリ（龍居庭園研究所）


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安芸郡熊野町出来庭6-2-4
TEL：082-854-0326
営業時間：8：00～17：00
定休日：日曜