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保健師コラム~町の保健室より~ 食欲の秋到来!食欲と上手におつきあい
本格的に秋めいてきましたね。秋といえば、「天高く馬肥ゆる秋」という言葉もあるように、食欲の秋を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
どうして秋は食欲が増すの?
日光を浴びると、私たちの脳は「セロトニン」と呼ばれる物質を分泌します。セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、「精神を安定させる働き」と「食欲を抑える働き」 の二つの働きを持っています。
夏と比べて日照時間の短くなる秋にはセロトニンの分泌量が減少するので、食欲を抑える働きも弱くなり、食欲が増してしまうと考えられています。
セロトニンを増やそう
食欲がセロトニンと関係があることがわかりましたね。食欲をコントロールするために、セロトニンを分泌させる方法をご紹介します。
(1) 体を動かそう
一定のリズムの動きはセロトニン分泌を促します。ウオーキングやジョギングなどがおすすめです。リズミカルに掃除機をかけるなどもいいですね。
(2) 夜はよく眠り、朝起きたら太陽の光を浴びよう
良い睡眠はセロトニンを分泌させます。また、朝に太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされ、睡眠に大切なホルモンも分泌されるため、より良質な睡眠へとつながります。起床後30分以内にカーテンをあけ、太陽の光を浴びましょう。
(3) 感情を動かそう
喜怒哀楽の感情を日常的に引き出してみましょう。意識的に脳を活動させるとセロトニンを増やすことができます。様々な人とふれあったり、「芸術の秋」に触れることで心を動かしてみましょう。
「幸せホルモン」でもあるセロトニン。
食欲抑制だけでなく、精神の安定や安心感にも大きな役割を果たしています。
ぜひセロトニンの分泌を増やし、おいしく楽しく秋をお過ごしください!
