寒い季節になりましたね。冬でも脱水症状が起こることはご存知ですか？
　冬の脱水症状の原因は、乾燥と水分の摂取不足にあります。気温や湿度が低くなる冬は気づかない間に水分が失われます。特に屋外よりも屋内のほうが乾燥しやすく、エアコンなどの暖房機器の使用が多くなると部屋が乾燥状態になってしまいます。
　夏の間は発汗による水分不足を意識しているため積極的に水分を摂取しますが、発汗が少ない冬は水分摂取がおろそかになり、気づかないうちに脱水状態になっている可能性があります。のどが渇いていなくてもこまめな水分摂取を心がけましょう。
　水分補給のタイミングは、朝起きたとき、1 日３食のタイミング、食事と食事の間のおやつの時間、入浴の前後、就寝前などにコップ一杯です。意識的に水分摂取を心がけることが大切です。温かい飲み物であればほうじ茶や白湯がおすすめです。ただし、利尿作用が強いアルコールは逆効果です。コーヒーや緑茶にも利尿作用のあるカフェインが含まれるので、飲みすぎには注意です。