WEB版 広報くまの
「広報くまの 2019年5月号」掲載記事
◎問合せ 子育て・健康推進課 TEL:082-820-5637
食物アレルギーってなに?
食物(しょくもつ)アレルギーとは、食べたり、触ったり、吸い込んだりした食物に対して、体を守るはずの免疫システムが、過剰に反応して起きる有害な症状をいいます。
食物アレルギーには、年齢によって起こりやすい特徴的なタイプがあります。
鶏卵、 牛乳、 小麦はアレルギーを起こしやすい食物ですが、 ほかにも様々な食物がアレルギーを起こします。
どんな症状がありますか?
・皮膚のかゆみ、発赤、じんましん、湿疹などの皮膚症状
・腹痛や下痢などの消化器症状
・咳、 ぜん鳴 (ゼーゼー) や呼吸困難などの呼吸器症状
・ショック状態を伴う場合「アナフィラキシーショック」と呼び、迅速かつ適切な対応を行わないと、生命を脅かす可能性のある最も危険な状態です。
食物アレルギーかもしれないと思った時は?
食べたもので気になる症状があった時には、
□どんなものを(何)
□どのくらい食べて(量)
□どのくらいたって (時間)
□どんな様子だったか
(症状、写真など)
また、それがどのくらいでおさまったのか、必要な情報を整理して、きちんと医師に相談しましょう。 「念のため」 、 「とりあえず」 、など自己判断での除去食はやめましょう。
食物アレルギーとスキンケアの関係
最近では、湿疹や乾燥によってバリア機能が低下した皮膚から、皮膚を通して反応し食物アレルギーを発症するという考えが提唱されています。
食物アレルギーを予防するためには炎症の治療やスキンケアをきちんと行い、 皮膚のバリア機能を改善させることが非常に重要です。
よくわかるアトピー性皮膚炎より抜粋
食品表示を活用しよう
加工食品のアレルギー表示には、限られたスペースの中で正しい情報を伝えるためのルールが設けられています。
表示する必要性が高いものとして、 「表示が義務化されているもの」と、 「可能な限り表示することが推奨されているもの」があります。
表示義務があるもの (特定原材料7品目) | 卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに |
表示が推奨されて いるもの (特定原材料に 準ずるもの20品目) | あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、 牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、ゼラチン、大豆、 鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご |
よくわかる 食物アレルギー対応ガイドブック より抜粋