WEB版 広報かいた
「広報かいた 2017年12月号」掲載記事
◎問合せ 保健センター 082-823-4418
FAX:082-823-0020
子宮頸がん検診今年はもう受けられましたか?
子宮頸がん
定期検診によって予防できます
いま、若い女性に急増中
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で、近年20 ~ 30代の女性に急増しています。全国で、毎年新たに約10,000人の人が発症し、約3,500人の人が亡くなっています。
原因のヒトパピローマウイルス(HPV)について
HPVはとてもありふれたウイルスですが、感染したからといってすぐにがんを発症するわけではありません。身体に備わっている免疫力によって、ウイルスは身体から自然に排除されます。
しかし、この機能がうまく働かずにウイルスが子宮頸部に残り、長い間、感染が続いた場合に、その部分の細胞が少しずつがん細胞へと進行していき、子宮頸がんとなります。
一番の予防法は?
できるだけ毎年検査を受けましょう。子宮頸がんは長い時間がかかって徐々に進行していくため、異形成(細胞が感染によって変化した状態)の段階で早期発見が重要となります。
異形成からがんに進行するまで5年~10年かかるといわれているため、異形成の段階で 早期発見できれば子宮頸がんになることを防ぐことができます。
早期発見のきっかけは?
子宮の入口付近にできるがんを「子宮頸がん」といい、奥の方にできる「子宮体がん」 とは全く異なります。
子宮頸がんは発症しても症状はすぐには出ませんので、毎年検診を受けて早期発見するしかありません。次の症状が出たら、注意が必要です。
・ 月経以外の出血 ・ 性交時の出血 ・ 月経異常 (周期が定まらない、出血量が多い、月経痛がひどいなど) ・ おりものの異常 (量が増える、変色など) ・ 排尿が困難 |
現在実施中の子宮頸がん検診について
現在実施中の個別がん検診は、指定医療機関において受けることができます。受診の際には「子宮頸がん検診受診券」(以下「受診券」) を持参してください。受診券を持参の場合は、 自己負担金1,000円で検診を受けることができます。「受診券」を持っていない人は、保健センターまで問い合わせてください。